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2023.1.2

CONNECT BOOK FAIR “Naoki Ishikawa”

CONNECT BOOK FAIR “Naoki Ishikawa”

CONNECT BOOK FAIR “Naoki Ishikawa”

2023年1月2日(月) - 1月31日(火)

2022年12月17日(土) - 2023年2月26日(日)までGYRE GALLERY(GYRE 3F)で開催中の「Naoki Ishikawa Photo Exhibition Dhaulagiri / Kangchenjunga / Manaslu」に合わせて、BACH選書によるCIBONE CONNECT BOOK FAIRにて石川直樹氏に関連する書籍を特集いたします。

写真家・石川氏は、2012年にも一度マナスルに登頂し、今年2022年9月、10年ぶり二度目となるマナスルへの遠征をおこないました。マナスルは1956年に日本山岳会隊によって初登頂されて以来、多くの人に登られてきましたが、かつて日本隊が立った最高点の8163mまで行かずに登頂が認められてしまう時代が長く続きました。
マナスルの頂上付近にはいくつもピークがあり、真の頂上の直前のピークは距離にして7〜8メートル手前、標高差にしてわずか1メートル程度で、その先は、足元の雪が崩れやすかったため、多くの人がそこで引き返していたのです。
石川氏もまた2012年の登頂の際には、その手前のピークで引き返しており、2022年の遠征でようやく本当の頂上への登頂を果たしました。

GYRE B1Fに設置されたテント内で流れている映像には、10年前と10年後の映像がどちらも映し出されます。
頭上の吹き抜け部分の大きな垂れ幕は、石川氏の写真作品と共にその作品が撮影された地点の高度が低い順に記され、低階層から高階層へ行くにつれ、標高が上がっていきます。迫力あるドームテントは〈THE NORTH FACE〉が南極やヒマラヤ山脈などといった極地遠征におけるベースキャンプでの使用を前提に開発したもの。吹雪にも負けない耐久性と長期間滞在でも窮屈に感じない室内空間を併せ持った仕様となっています。
石川氏が文字通り命懸けで撮影してきた映像作品をドームテント内で鑑賞することで、ここ東京・表参道という都会の只中で、石川氏が感じた自然の厳しさや大きな力を少しでも感じて頂けたら幸いです。

CIBONEでは今回の展示構成を手掛けた〈POST-FAKE〉のオリジナルアイテムや、石川氏の最新写真集「Kangchenjunga」(直筆サイン入り)とポスターも展示販売いたします。

CONNECT BOOK FAIR “Naoki Ishikawa”

石川直樹写真展「Dhaulagiri / Kangchenjunga / Manaslu」に合わせ、創刊された写真集。 ヒマラヤ山脈の東、インド・ネパール国境にある難峰で、世界第三位の高さを誇るカンチェンジュンガ。山麓の街であるダージリンから8586mの山頂に至る過程で撮影された写真群から成る、大判の写真集です。 デザインの担当は、自身がアーティストとしても活躍しているグラフィックデザイナー、加瀬透氏。本来内側にくるべきノドの部分を外側にし、余白を多く設けることで白銀の世界を表現するなど特異な造本設計が施されています。 これまでの石川氏の作品集とはまた異なるラディカルな仕様の一冊となりました。 カバーは背面部分に付属する丸タックで留めることが可能。
Kangchenjunga:¥9,900(税込)
直筆サイン入り限定20冊

CIBONE CONNECT BOOK FAIR
ブックディレクター幅 允孝率いるBACHにより、毎回異なるテーマを設けてフューチャーする「CIBONE CONNECT BOOK FAIR」。
人と物が血の通った繋がりを持ちながら、新しいアイデアや価値を広げていく場所であるCONNECTでは、人と人や、物と物を接着させる媒介として本も機能させたいと考えます。
読み、知ることによって、実際的なものづくりを前向きに駆動させること。
問題を露わにすること。世界のを実感すること。人間の深淵を見つめること。
敢えて(責任の所在がはっきりした)紙の本のみを扱うこの場所では、ソーシャルメディアで流れ漂う情報に触れるのとは違った角度で、本というものを人の心に刺していきたいと思っています。

> PRESS お問い合わせ (株式会社ウェルカム CIBONE広報担当)