日本人とポルトガル人の父、アイルランド人とイギリス人の母のもとシアトルで育ったマイルス・グヴェイア(Myles Gouveia)は、多様な人種や民族的背景をより理解するための新しい方法を常に模索し、2021年にニューヨークに移住した後、「Zabu」を設立し、座布団を通して日本の伝統とのより深いつながりを求めました。

幼少期に自身のルーツの一端として、家族で座布団に座って食卓を囲んでいたこと、彼にとって、今思えばそれは特別な時間であり、受け継いでいくべき祖先からの文化であり伝統であると彼は認識しています。
そして、現代の複雑な社会のうねりの中で、床の上の座布団に座り、自身の領域を作る（瞑想行為ともいえる） ことも必要であると考えています。

ファッションを中心としたコミュニティで過ごす彼が、ファッションの生産背景から生まれる端ぎれやデッドストックを用い、ハンドメイドで制作した座布団〈Zabu〉。日本のルーツを確かに持ちながら、ニューヨークで生き抜く彼の強いアイデンティティを感じるプロダクトです。