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2021.06.21
CASE: 38 ガラスとガラス 稲葉 知子と池谷 三奈美 Vol.3

CASE: 38
ガラスとガラス 稲葉 知子と池谷 三奈美 Vol.3
- 開催: CIBONE CASE (GINZA SIX 4F)
- 最終日の展示は17:00まで
- 作家在廊日: 7月3日(土) 10:30 - 20:30
- *ご来店の際のお客様へのお願い
*7月3日(土)は終日完全時間予約制の入場・購入となりますので、 チケットの無い方はギャラリー内へご入場および作品をご購入いただくことはできません。ご予約スタートは、6月22日(火)11:00からとなります。
ご入場の予約はこちらから >>
CIBONE CASEで3回目を迎えるお二人の展示会。
前回開催していた頃は、ちょうど世界が変わり、新しい生活様式の基準もまだ定まらないまま、
ただこのままではだめだ、という声が少しづつ上がっていた時期でした。
そして、足並みをそろえるように新たにモノを生み出す意味、必要性がより問われる時代の始まりでもありました。
それを受けて私たちは、あえて二人の作品は、直に対峙し、触れ、そして選ばれるべきだと、それが私たちの責務であると思って開催をしました。
そして1年たった今、人々が求めるもの、モノに期待することも、当然変わってきたと感じます。
ただ、それはモノを選ぶことに消極的になっているわけではなく、より愛着を持てるものや個性を感じるもの、自分の生活環境に寄り添ってくれるものを重視することが、正しいモノとの付き合い方であると、より浸透してきただけなのではないでしょうか。
お二人の作品の魅力は、作品を通して感じられる人間味です。
息遣いや仕草、躍動感が一つ一つの作品に、とても素直に表れています。
一年前のあの状況でも、また来年ねー、と飾り気なく笑って別れたあの日から、再び二人の展示ができることは、とても自然なことで、必然であったのでしょう。
最初に私たちがお二人の展示会を開催しようとした際に、書いた言葉、
「ものがあふれる日常の中で必要とされるものは、二人の作品から思う、実はとてもシンプルで、人の感情にとても近いところなのだと、改めて学ばされる機会になると思います。」
新たな変革を遂げた世の中でも、モノを世に出していく我々にとって、そしてモノづくりをする作り手にとって、求められていることは、より明確になってきました。
二人の展示会はその答えを最も明確に示す回答だと思います。
- 稲葉 知子
- 1989年生まれ。2013年多摩美術大学彫刻学科卒業後、青樹舎硝子工房で吹きガラスを学び始める。特別なものではなくて、毎日の日常で使われていくもの。中に入るものや使う人が、自然体で素のままでいられるものをつくりたいという想いを込めています。シンプルな造形ながら、一点一点、その時々の日常を豊かにするための作品を吹き上げています。
- 池谷 三奈美
- キルンワークという、電気炉を使った技法で制作しています。器やれんげなどは、板ガラスを石膏の上に乗せて焼くことで成形するスランピングという技法で作られています。ガラスというと高貴で、少し手に取りづらいイメージがありますが気軽に手にとって、ガラスの多様な素材感を楽しんでもらいたいと考えています。ガラスでこんなものがあったら使いたい、自分が欲しいなと思うものを主に制作しています。型を使うことによってできる、独特な質感と色あわせが特徴です。
> PRESS お問い合わせ (株式会社ウェルカム CIBONE広報担当)