知性を飾る——本という形式の再発見
Ilmm
本を"読むもの"としてだけ捉えるのは、もったいないことかもしれません。本は情報の器であると同時に、物質としての美しさを持つオブジェクトでもあります。 Ilmmの「Design Journal」は、現代のデザインシーンを記録するビジュアルマガジンです。#3では、北欧を中心としたプロダクトデザイン、建築、グラフィックが、洗練されたレイアウトで紹介されています。
ページをめくるたびに、新しい視点と出会い、デザインに対する思考が更新されていく——それは単なる情報収集ではなく、美意識のトレーニングでもあります。そしてこの本の価値は、読み終わった後にも続きます。テーブルの上に置かれたDesign Journal、あるいはブックエンドで立てかけられた背表紙——それらは空間の中で、知的な空気を醸成します。本が可視化するのは、そこに住む人の関心と価値観です。
アートやデザインを"特別なもの"として切り離さないこと。それが「日常をリデザインする」ということです。
見る・使う・飾る——これらの境界を軽やかに越えていく道具たち。優れたデザインは、機能的であることと美しいことを対立させません。整理された部屋に、こうしたアイテムを迎え入れることは、自分の生活に対する態度を少しだけ更新することです。
部屋に何を置くかは、自分がどうありたいかの表明です。日常は、選択によって静かに更新されていきます。