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2018.01.04

CASE: 07 non structure

嘉手納 重広

CASE: 07
non structure
嘉手納 重広


1月10日(水) - 1月30日(火)

開催: CIBONE CASE (GINZA SIX 4F)

木工作家・嘉手納 重広の作品は、おおよそ構造という概念が無いオブジェクトであるように思える。

手仕事において、素材とはみなされにくく、規律と反発という二極の性質を持つのみの無機質な磁石によって
物質が連結されていくさま。
重力に逆らい、真芯から少しずれたような感覚を覚えるその非構造的プロセスは、危うさすら感じられる。

彼は、磁石の特性を用い、ただひたすらに、くっつけたり、ぶらさげたり、重ねたりを繰り返し、造形を作り上げていく。
自分の想像力を頼りに、それはまるで子供のころにいつ倒れるかとはらはらしながら積み木を重ねていったように。

作品と対峙した瞬間、一息一息、感じ取れる作り手の息づかいによって、オブジェクト自身が命を宿した生命体のように思えるから不思議である。


嘉手納 重広
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