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2021.02.15

CRACKS AND SHRINKS Ryota Akiyama

CRACKS AND SHRINKS Ryota Akiyama

CRACKS AND SHRINKS
Ryota Akiyama

2021年2月20日(土) - 3月14日(日)
  • 開催: CIBONE (GYRE B1F)
  • デザイナー在廊日: 2月20日(土)12:00 - 17:00、21日(日)12:00 - 17:00

人間の意思が入り完璧な均質化と量産に価値を見出してきた人工物に対し、個体差があり不均質だが、それこそが無二の価値とされる自然物。対象や視点によってその二つの境界は曖昧に変化するものではないか、という観点から、人工物と呼ばれている物質でも原初的な現象によって自然観を見出すことは出来ないかと考えた。

当然、人工的な素材を完全な自然物に作りかえる事は不可能である。しかしその要素や感覚が混在するものを作れないかと試み、利己的な理由で生産された人工物質を均質的な生産のループから外し、その素材の性質や生成における温度や時間を見直す事で素材が本来持つ特性や現象で起こる変化を観察。

熱によって収縮する性質を持つ化学物質のポリスチレン(スタイロフォーム)に、追随して縮みや割れを起こす塗料をペインティングし焼成することにより、この作品は新たに生まれる。

ポリスチレンはオーブンの温度、素材の厚みや密度、塗料は配分や濃度、湿度や気温、空気に触れていた時間、CRACKS AND SHRINKSはそういった様々な要因によってテクスチャーが変化する人為的操作の及ばない物質作品となる。

Ryota Akiyama
Ryota Akiyama
Ryota Akiyama
Ryota Akiyama
Ryota Akiyama
東京を拠点に、素材の成り立ちや時代背景のリサーチを元に制作を行う。制作領域を固定せず、現代的な要素をフィルターにすることで価値観を更新し、それによって生まれるモノが、人や空間に作用していくことで生まれる、新しい関係性や機能を生み出していく過程そのものをアートワークとしている。
1993 栃木県生まれ
2017 武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科卒業
2019 デザイングループ「DraadD」 結成
2020 武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科 助教 着任

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