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2021.07.20

chips Haruna Kawai

chips Haruna Kawai

chips
Haruna Kawai

2021年7月31日(土) - 8月15日(日)

カワイハルナの作品は、空想立体と評され、真実と虚構が入り混じるような、彫刻的でありながらも、非常に計算されたデザイングラフィックの文脈で立体物を平面的に構成し、キャンバスの中に潜り込んでいるかのような感覚を与えます。

今回の作品は、chipsという小さな色のかけらを、重ねたり、差し込んだり、描画上で固定し組み合わせることによって、よりシンプルに明快に立体を表現しています。

そのアプローチはより絵画的に空間という概念を捉えていると言えます。パーツは抽象的であり、色の持つ強さや柔らかさが直感的に感じる重要なファクターになることによって、見る者にとってよりパーソナルな空想世界に語りかけてくるものになるでしょう。

やはりカワイハルナの描く作品の中には、確かに空間が存在し、一見するとそれは彫刻であり、アートでもあり、また建築物とも表現できるように、平面と立体の次元を行き来できるような、感覚を味わえるのです。

カワイ ハルナ Haruna Kawai
1992年生まれ。東京。ペインター/造形家。空想立体を主に描く。空想立体とはプロダクトと彫刻作品の中間、デザインと舞台美術の中間にあるような何とも全く新しい想像上の立体である。人工的な単純形体に枝や布、雲など二度と再現する事の出来ない曲線を組み合わせた構図の気持ちよさが特徴。最近は立体にとは別に海外のスケートパークや美術館、建築物をモチーフにし、空想立体を配置したランドスケープを描いている。インテリアや建築物と密接に関わってくるこの”アート”は平面のインテリアであり彫刻であり建物なのである。
Instagram: @haruna_kawai